ゆるーく、公認会計士試験に合格したいと思う日々

なぜか茨の道に進む脳天気野郎です。

短答の勉強法。

 勉強法とかって他人のもんを見ても大して参考にならなかったりするんですが、ネットで調べてみたりすると1日10h以上勉強(`・ω・´)のような受験専念タイプの方が多い印象で僕みたいなやつもおるんだぞって意味も込めて書きたくなりました笑

 まず前提から話すと、夜間通学&アルバイト(月100hくらい)でやってました。1日あたりの勉強量で言うと10月くらいまでは学校で4h~5h、家で0~1h、電車で0~1h、たぶん平均すると5h程だったと思います。10h以上が当たり前になったのは10月以降かしら。

 

【計算編】

肝になるのは計算。講師の方々も口を揃えて言いますが、実力が付くまでに時間がかかる。(とはいっても私は本番イマイチだったんですが)

 量が膨大なのね。だから自分でスケジュール組んで勉強するのは諦めました。完全にステップ答練がペースメーカー。あと、レクチャー期から問題集はほぼ手つけてません。テキスト例題追っかけるだけ。というか、例題ってその論点をピンポイントで示してくれるから実はかなりすごい。

 ただステップの解き直しはサボっちゃだめっす。このことについてちょっぴり考えてみた。

 

・予習頑張ったマン→結果良かった→自信もりもりマン※本当はこれが理想

        →よくなかった→心ぼきぼき

・解き直しで頑張るマン→結果はよくないの一択→解き直しでできれば「あーなんとかなるわこれ」って思える

 

僕の中ではこれがでかかった。自他共に認める豆腐メンタルなので。というか、答練重ねるごとに成績上がっていくのが理想っちゃ理想なんだけど、大原の場合その回ごとに論点が指定されているので、得意不得意で成績が左右されやすい。特にそれが顕著な人の場合、各回の成績に一喜一憂するのはあまり望ましくないと思います。

 あと、アルバイトしながらの通学だと時間がない。予習完璧にすることはまず無理でした。意気込んで予習しようとして、結局中途半端な予習になっちゃうとそれだけでなんか負けた気がしちゃいますよね。だったらはじめから焦点をずらしておこうっていう自分なりの言い訳でございました。結果見事に計算のステップ答練は大体D判定くらいの成績がズラリと並んでました笑

 

 実は計算については反省点のほうが多い。というのも直前2週間くらいが理論ばっかりやっちゃってようやく安定してきていた計算を後回しにしちゃった結果、本番で凡ミス連発しちゃったっていう。安定してたとしても「解ける感覚」がフレッシュな状態で本番を迎えるっていうのはかなり大切。ちなみにステップ答練を3回くらい解き直せばこの感覚は養えます。

 

答練受けたその日もしくは次の日(1回目)。

直前答練の前(2回目)。

ラスト1ヶ月理論科目の息抜きに(3回目)。

 

たぶん一番効果があるのは、

答練受ける→解説受ける→なんで間違えたか原因分析する→解き直す

の流れなんだけど、いかんせん時間かかるし疲れる。でもなんとなく解き直すのはやめときましょう。

 

【理論編】

いきなり反省点、夏が終わるまでは手付かずでした。レクチャー受けっぱなし。知識垂れ流しっぱなしでした。○原の場合、理論科目については実力養成答練と直対答練があり、それぞれで範囲指定があります。かつそれぞれの答練でテキストの範囲を一周するので、理論科目も答練がペースメーカーでした。答練に合わせて予習するだけで自動的にテキスト2周できるっていうすぐれもの。ということもあり、計算とは打って変わって予習ばっかりの勉強でした。間違えた理由なんて解説読めば一瞬なので、あんまり印象残らないっていうのもありました。

 

勉強計画を大きく捉えると、

実力養成答練に合わせてテキストと肢別問題集1周(1ヶ月半くらい)

直対答練に合わせて同じく1周(1ヶ月くらい)

公開模試までに1周(2~3週間くらい)

本番までにざっくり1周&重点論点を抑え直し(2週間くらい) 

 

あとは科目ごと。

 

・企業法

 最初ものすっごく嫌いでした。だって理屈がよくわからない。法律だから。腹が立ったんで肢別回しました。ゆっても3~4回転くらい。ただ、全部そんぐらい回すべきかっていうとそうではないと思ってて、出題頻度、論点ごとのボリュームは必ず自分で分析しながらやるべきだと思います。

 ずっと回していくと、規定ごとの共通点みたいなものが見えてきて、それがつながってくるとその理屈もなんとなーくイメージできてきます。例えば

「全部の株を取得条項付にするには全員同意が必要なのかー、あれ?種類株主のときもそうじゃなかったけ?そういえば譲渡制限のときも…」

みたいな。「似たような論点あったなー」て感覚が芽生えてきたらあとはガンガンテキスト回して気になるとこ確認して…って感じでしたね。大崩れしにくい科目のイメージでしたので、答練前は必死に範囲部分をテキスト読み回して、基本は1日30min~1hを企業法に充てる程度の力の入れ具合でしたね。これで直対答練平均70点くらい。どの科目より安定してました。

 

・監査論

 一番の曲者。最初勉強しなくてもそこそこ点が取れる。事実、レクチャー受けて何もしてない状態で'15.5月の短答問題といたら40点以上取れました。でもそっからが点が取れないこと取れないこと。自分で知識が増えた実感があっても点が伸びないもどかしさとの戦いです。これも肢別、問題集は3~4回転くらいやりました。答練では大体50点台。脅威の20点も叩きだしたりと大荒れでした笑ようやく点が伸び始め、それでも本番2~3週間前の公開模試では60点くらい。そっから基準改正の原文にあたってみたり、CPA法見直してみたりと手探り、さらにやけくそになって過去問何年分か解きまくりました。

 直前1ヶ月くらいに始めた2つが意外にも効果があったんじゃないかと僕は感じておりまして、原文はその基準の意図や背景が思ったよりしっかり明記されているのでストーリーとして頭に残りやすかったのです。あと実は、監査論は過去問と同じ問題がかなり多い。ていうかこの科目、たぶん短答で問われるパターンってそんなに多くない。さらにさらに、傾向が顕著に出てる。不正リスクのとこなんか特に、過去問結構やってた人は今回かなり助けられたのではないでしょうか。これが最後70点まで伸びた要因かと思います。

 

・財務。理論

 これ、単純に面白いから好きでした。今まで「計算」としか考えてなかったのでその背景がどうなってるか、構造的な話として楽しかったです。恥ずかしい話、肢別問題集は2周位しかしてません。ただこの科目、自分で考えることは多いんですけど、詰め込む知識って思ったより多くないんですよね。だからテキスト回すのは他の理論科目よりかなり楽でした。あんまり力を入れずとも、レクチャー期の理解を意識していれば答練で6割くらいは取れます。

 しかし!概念フレームワーク。皆大好きなあれですね、あれを最後まで苦手にしてしまったのは本当によくなかった。財務理論は得意だと思ってたのですが、結局本試験でも6割程度しか取れませんでした。

 

・管理。理論

 原文当たる。肢別回す。以上。Twitterやってるひとはイケベ先生のアカウントをフォローしましょう。先生の管理会計のわかりやすさは学校を越えます。

 

 

 理論科目全部に関して思うのは、理解できなくても理解しようとすること。丸暗記はまず無理だし、すぐに飽きちゃうと思います。

 そういった面でいかに勉強が作業的にならないかっていうことも大切かもしれませんね。僕の場合直前までずっと1日5h程しか勉強できてなかったので、いざバイトをお休みにして10h以上勉強できる環境になると何したらいいのかわからなくなってました(ホントは暗記の作業から逃げてただけ)。

 

 

 

 こう、書いてみると意外にもまっとうなやり方で勉強してたんだな、っていう印象です。これより楽にする方法はいくらでも考えつくんですけども。

 

・バイトしない。勉強専念。

・学校の近くに住む(今は1日往復2時間)

※所与の条件を変更する戦略的意志決定

 

・レクチャー期のときからちゃんと問題集を回しておく。

・ステップ答練の解き直しをもう一周入れ込む。

 

…きりがなさそう。

 

受験専念できないならば、何かしら工夫をしたほうが覚えるし、勉強が嫌じゃなくなると思います。効率なんて、自習の仕方でいくらでも変わると思います。